1歳の誕生日8月26日でうちの息子もようやく1歳になる。私としては、家族3人でアットホームな誕生会を開きたいところなのだが、ここ韓国じゃそんな私の意見なんてかなうはずがない。 韓国では1歳の誕生日は家族は勿論、親戚一同、友達、会社の人などを呼んで盛大に開く。 我が家も例外ではなく、8月末に近くの結婚式場を借り、40人ほど人を呼んで、「トルジャンチ」と呼ばれる誕生会を開くことになっている。 韓国では結婚式もそうだが、招待状を送ったからといって、それだけの人数が来るとは限らない。 招待した人の友達、家族と、まったくこっちとしては知りもしない人達までご馳走を食べに来るのだ。 したがって実際のところ、誕生会が終わるまでは何人の人たちが来るかは分からない。 うちもひょっとしたら50人を超えるかもしれないし、30人来ないかもしれない。 昔は子供は1歳まで生きられなかったことが多かったので、とりあえず1歳になったら、一安心!という意味で、1歳の誕生日を盛大に行っていたらしいが、最近は子供も少なくなってきて、子に金をかける親達が多くなり、年々派手になってきているそうだ。 実際トルジャンチ専門イベント業者まであるのだ。 「トルジャンチ」の最大のイベントは「トルジャビ」と言われる行事だ。 これは、主人公の赤ちゃんが、テーブルの上に並べたお金、糸、鉛筆、ノートの中から、何を掴むかによって将来を占うという行事である。 お金を掴めば金持ち、糸を掴めば長生きし、鉛筆を掴めば勉強がよく出来、ノートを掴めば芸術方面で成功する、などと言われている。 勿論、多くの親はお金を掴んでほしいと願っているのだが・・・。 以前、友人のトルジャンチに行ったとき、子供が糸を掴んだら、会場からは「あ~あ!」と言うため息混ざりの声が上がっていた。 子供が長生きするんだから、それはそれで大喜びのはずなのだが、やはり親やじじ・ばばというのは欲深い。 「私たちの老後はあんたにかかってるんだよ!」てなもんである。 さて、うちの息子は何を掴むのかな~。 ふふふ、ちょっと楽しみだ! 一優のトルジャンチへ トルジャンチリンク集へ ジャンル別一覧
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